薬剤師の転職を本気で考える

薬剤師の転職

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こんにちは、管理人の元社畜薬剤師です!

「転職を何度も考えているけど、思い切りがつかない。」
「今の職場が合わない。」
「待遇がよくないからもっと条件のいいところに就職したい。」
「とにかく辛すぎて環境を変えたい。」

こんな悩みを抱えていませんか?

「転職は考えているけど、実際転職するのも不安。」
「転職して失敗したら嫌だ。」

このように考えている方も非常に多いと思います。私もそうでした。
そしてずるずると数年間ずっと同じ職場にいて、心身ともに疲弊して転職を決めました。

実際転職をするのは勇気も体力もいります。
ですが、現在は転職して本当に良かったと思っています。

本記事をお読みいただいている方も色々考えて悩んでおられると思います。
そんな方に少しでも参考になればと思いますので、どうぞご覧ください。

この記事でわかること

1. 病院薬剤師の実態
2. 薬剤師の転職体験談
3. 転職のメリットデメリット

それではまず、私がなぜ転職に至ったのかお話します。
私は大学卒業後、比較的大きな病院に就職し、病院薬剤師として働いていました。

薬剤師として病院で勤務することに夢を持っていたので、
就職が決まった時はとても嬉しかったのを覚えています。

しかし、病院での薬剤師生活はすべてが良いと思えるものではなく、
やりがい搾取といえるような仕事が大変多かったように思います。

そもそも薬剤師として働いたことがある方はわかると思いますが、
薬剤師は不遇職といっても過言ではないかもしれません。なぜなら、

・国家資格、6年制、授業料が高い(国公立除く)にもかかわらず給料が低い
・医師の仕事の負担軽減のため業務が増える(且つ医師の要求には逆らえない)
・看護師からは様々な要求をされる etc…

上記はほんの一部ですが、6年間勉強して学費を支払い、やっとの思いで国家資格取得した割には
業務内容、待遇など全く見合ってないと思います(病院勤務者の給与のほとんどを医師がもっていっているのもありますが…)。

特に病院勤務者にはその傾向が顕著なように思います。
実際私が勤めていた病院での内容をお話します。


病院薬剤師の実態

薬剤師1年目
入職したての頃は業務においてわからない事だらけでした。
薬の種類も非常に多く、薬に関してもわからない事が多くありました。

私の就職した病院が特殊だったのかもしれませんが、
非常に忙しく丁寧に教育されることはありませんでした。

毎日のように叱責されながら業務をこなし、
通常業務が終了すると、そこから夜勤をするための練習が3ヶ月間続きました。

就業後から21時まで3ヶ月間毎日居残り練習で、もちろん残業手当はつきません。
名目上強制されたものではないが、できなければ夜勤業務ができないという脅しにも似たものでほぼ間違いなく強制力のあるものでした。

また、仕事終わりにメーカー主催の新薬に対する勉強会は毎日のようにあり、
出席しないと勉強する意欲のない薬剤師と評価されました。

業務は調剤ばかりではなく、多岐にわたり、覚えることも膨大にありました。

そればかりでなく、業務外の仕事(委員会やチーム活動など)もあり、
常に忙しさに圧倒される日々でした。

飲み会では新入職員は出し物をして先輩方に疲労をする必要があり、
そのくだらない練習に時間をとられ、心の底から嫌でした。

それでも給料が出れば嬉しかったものですが、手取りで20万円前半と少なく、
薬剤師保険料や学会年会費、勉強の書籍代と出費は多くありました。

勤務についても私が就職した頃は今と違い、有休の強制力はなく、
強制力を持つようになるまでの10年間程度は1日も使用することなく皆勤賞でした。


薬剤師2-4年目
初めての後輩ができるが、今度はこちらが教え、指導する側に。
まだ入職して数年ではこちらが学ぶことも少なくない。

余裕はそこまでないが、面倒を見る時間も削られる。

また、通常の薬剤師業務だけでなく、担当業務も増えてくる。
上から降りてくる仕事が多くなり、負担は増加することが多かったです。


薬剤師5年目以降
業務は増える一方だが、後進育成などもあり、上と下の板挟みになることも多々あり。
また、最も嫌だったのは学術活動(学会発表、論文執筆、勉強会講師など)でした。

病院薬剤師の実績において上記は必要不可欠とでも言わんばかりに強要される。
その他、資格取得なども行わないと評価低下となってしまう。

患者さんのためにとは名ばかりの、本当にやりがい搾取の温床でした。

そんな生活に嫌気がさしていたのと、人間関係も良好といえるものではなかったこと、
更にある時聞いた役職トップの手取りが30万後半と聞いたときに転職を決意しました。


薬剤師の転職体験談

それでは私が転職してからどうなったかですが、結果から言えば楽になりました。

もともと不満が多かったのもありますが、環境が変わったことが好転した部分が大きいです。

私は病院から調剤薬局へ転職しました。転職と検索すれば様々なサイトが出てきます。
条件や扱っている業種などそれぞれ異なっているため、たくさん見てみると良いと思います。

実際、私も複数転職サイトに登録して条件のいいところをいくつかピックアップしました。
転職するためには非常に勇気もいりますし、思い切りも必要です。

前の職場を捨てるため、たくさん見比べてより良い条件を探してください。
私が重視したポイントは5つあります。

1.仕事内容:経験を活かせる 資格を活かせるか
→ 例えば在宅で無菌調製をしているか、その技術を活かせるか。
→ 取得資格を活かせる患者が見込めるか、給与に反映するか。など

2.収入
→ 前職の年収より高いか。賞与はあるか。インセンティブ制度があるか。など

3.ワークライフバランス
→ 休日の確認。平日休みが取れるか。残業の有無。など

4.福利厚生
→ 退職金制度があるか。家賃補助があるか。年金制度があるか。育児支援制度があるか。など

5. 昇給、昇進、異動
→ 評価制度の明文化。人事制度。異動希望の制度。など

転職を進めるにあたって、上記の点は確認しておくと良いでしょう。

私は上記のポイントをおさえつつ、慎重に吟味しました。

そして実際転職が決まると、長年勤めた勤務先を離れる寂しさがありました。
しかし、それよりも環境を変えられることの方が自分にとって大きかったと思います。

いざ転職すると、本当にがらりと環境が変わりました。
給料はもちろん前職より良い条件のところを選んだのでよくなりました。
年収ベースで500万台→800万前後ととても満足しています。

また、病院ほどの学会登録も必要なく、出費もおさえられました。
もちろん、病院退職時に不要な学会(緩和医療薬学会や病院薬剤師会や化学療法学会など)
いらないものはすべて辞めてすっきりしました。

調剤薬局では学会発表の強制力はなく、有休もとりやすい職場にしました。
平均終業時間20時前後だったのが、定時帰宅できる日がほとんどになりました。

悩んでいた日々を思えば、もっと早く行動していれば良かったと思います。
こどもとの時間もとりやすくなり本当に良かったです。


転職のメリットデメリット

最後に、私が感じた転職のメリット、デメリットをあげておきます。

メリット
・職場変更でモチベーションアップ
・より条件の良い職場を探せる
・環境が変わり、人間関係もリセットできる
・環境リセットにより、自分が持っていた複数の仕事がすべてリセットされる

デメリット
・確実に良い職場であるか実際に働いてみないとわからない
・仕事のルールを覚える必要がある
・環境が変わることの不安

私は色々調べて準備して転職しましたので、後悔なく転職できたと思っていますが、
もちろん実際の職場環境は運な部分もありますので、すべてうまくいくとは限りません。

しかし、自分の選択が後悔のないものにしようと準備したことは
少なからず良い職場を引き当てる要素になったのではないかと考えています。

是非これから転職を考えている方も今回の記事を参考に、
失敗しない転職をしてほしいです。

人生はたった一度しかありません。昔の私がそうでしたが、
狭い環境で、狭い視野で、その世界がすべてと思っていませんか?

たった一度きりの人生なのだから、自分の生きたいように生きてほしい。
少なくとも私はそう思いましたので一歩踏み出せました。

環境が変われば気持ちも楽になり、人生豊かに過ごせる場合もあります。
是非この記事を見た機会に一歩踏み出してみてください。

私が実際に転職で使用したおすすめを載せておきます。
まずは登録だけでもしてみてください。

あなたの人生が好転することを願っています。

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